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■HOMEコラム>Vol.4:尿失禁について

より快適に健やか生活 尿失禁について
最近テレビで「尿漏れ、頻尿には、○○○…」ということばをよく耳にするようになりましたね。さて、じゃあその“尿失禁”って、どういうの?と思っている方が多いと思います。皆さんは尿漏れと聞いてどういうふうに思いますか?おしっこの垂れ流し…?
それではお聞きします。ちょっとお腹に力を入れたり、くしゃみをした瞬間思いがけなく尿が出てしまったという経験はありませんか?このような状態も尿漏れ(医学上は尿失禁)といいます。一口に尿失禁といっても原因によって様々なタイプがあります。
腹圧性尿失禁
くしゃみをしたり、重い物を持ったりした時などお腹に力が入ると思いがけず尿が漏れてしまう状態
【原因】
出産による骨盤底筋肉の緩みや、加齢による括約筋の弱体化などで尿道を閉めにくくなるなどいずれの年齢層などにもみられますが、女性に多く、特に出産後や更年期に多くみられます。
腹圧性尿失禁
くしゃみをしたり、重い物を持ったりした時などお腹に力が入ると思いがけず尿が漏れてしまう状態
【原因】
出産による骨盤底筋肉の緩みや、加齢による括約筋の弱体化などで尿道を閉めにくくなるなどいずれの年齢層などにもみられますが、女性に多く、特に出産後や更年期に多くみられます。
溢流性尿失禁
トイレでも少ししか出ず残尿感があり、尿があふれるように漏れるような状態。男性に多くみられます。
【原因】
前立腺肥大症で尿路が狭くなっている場合、子宮がんや直腸がんの手術の影響、糖尿病やアルコール中毒による膀胱の末梢神経の障害。神経因性膀胱など。
反射性尿失禁
尿意がなく膀胱内に尿がたまると膀胱収縮反射が不随意にひきおこされ尿が漏れる状態
【原因】
頚随、頚随より上の障害、神経因性膀胱、脳血管障害など。

以上のようなタイプがあります。

心当たりのある症状がありましたか?
診断としては、問診・症状・排尿日誌や神経学的身体検査、尿検査、超音波検査、排尿動態検査などで失禁のタイプを確定していきます。
治療法としては、薬物治療が主で、原疾患や合併症に注意しながら尿失禁タイプによって異なります。他に、骨盤底筋訓練(骨盤底筋体操)、手術療法などがあります。また、日常には尿漏れパッドや失禁パンツなどの活用も有効です。


骨盤底筋体操
最後に、ここで骨盤底筋体操の方法についてお話しておきます。
この体操は、腹圧性尿失禁をはじめ、女性の尿失禁全般に対して効果を示し、男性では前立腺癌に対する根治的前立腺全摘除術後に有効とされています。

■骨盤底筋とは
骨盤底筋はいくつかの筋肉からなり、内蔵が落ちないように骨盤の底で支えている筋肉。尿道を締める筋肉、膣を締める筋肉と肛門を締める筋肉などが含まれる。
骨盤底筋の筋肉の種類‥腹圧が加わった時や急に尿意が出現した時に素早く締まる速筋と、常にある程度閉締まっている遅筋がある。
腹圧性尿失禁の予防や治療‥尿道、膣や肛門を一緒に締めるようにして骨盤底筋群全体を閉めて、緩んだ骨盤底筋群全体の張りを回復する。

■方法
骨盤底筋の締め方
骨盤底筋はいくつかの筋肉からなり、内蔵が落ちないように骨盤の底で支えている筋肉。尿道を締める筋肉、膣を締める筋肉と肛門を締める筋肉などが含まれる。
骨盤底筋の筋肉の種類‥腹圧が加わった時や急に尿意が出現した時に素早く締まる速筋と、常にある程度閉締まっている遅筋がある。
腹圧性尿失禁の予防や治療‥尿道、膣や肛門を一緒に締めるようにして骨盤底筋群全体を閉めて、緩んだ骨盤底筋群全体の張りを回復する。
■実際の体操方法
仰向けで膝を立てた姿勢か腰掛けた姿勢で、1分間に10〜14秒の割合で引き締め、残りは完全に弛緩させる。この動作を1回のトレーニングで10〜20分程度、1日1〜2回行う。

床に膝と肘をつき四つんばいになる姿勢、あるいは脚と腕を肩幅に開いて腕を机などにつき、全体重を腕にかけ顔を上げ背筋を伸ばした姿勢で行ってもよい。慣れてくれば立ったままでも正しい引き締めが得られるようになる。
■注意点
骨盤底筋を閉めているつもりでも、腹筋やお尻の筋肉に力が入っている人が多い。腹筋に力を入れると体操の効果はないし、逆効果の場合もある。おなかに手を当てて骨盤底筋を閉めたときに力が入らないことを確認する。
シャワーやお風呂のときに、膣に指を入れるか、肛門に指をあてるかして骨盤底筋を閉めて実際に膣や肛門が閉まる感覚を覚える。
1週間に1〜2回は排尿している最中に排尿を途中で止めるように骨盤底筋を閉め、骨盤底筋体操が排尿を止める感覚と似ているか確認する。

早い人は2週間後には効果が現れるが、2ヶ月間骨盤底筋体操を継続できた人の改善率は80%以上。諦めずに体操を続ける事が大切です。効果が十分に現れない場合には、体操の方法に問題のあることが多いので、確認、指導を行う。

尿失禁について少しは理解していただけでしょうか?あらっ?と心当たりのある方がいらっしゃったのではないでしょうか?
尿失禁は恥ずかしい事ではありません。ちゃんとした病気なので適切な対処が必要です。悩んでないで医療機関に相談する事をお勧めします。
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